樹木葬とは

樹木葬とは墓石の代わりに木々を育むという新しい埋葬方法、自然葬のひとつです。里山に埋葬された遺骨は、歳月とともに土に還り、その土の上に新たな命が育まれていきます。自然を痛めて墓地をつくるのではなく、里山を守りながら、自然の一部となっていく。「人生の最期は自然に還りたい」という方は、国上寺にお越し下さい。

樹木葬の歴史

日本初の樹木葬墓地は、1999年、岩手県一関の寺院に誕生しました。墓石を用いず自然に還るスタイルが共感を呼び、全国に広がりつつあります。
英国ではそれ以前より自然葬墓地が広まっており、墓地が自然保護地として機能する点において、日本の樹木葬のさきがけといえます。

樹木葬の目的

樹木葬墓地は埋葬のため法律で認められた墓地であるほか、次の特徴があります。

  • 植物景観の育成、保全が埋葬と同等の目的となる。
  • 敷地が垣久的に自然保護地となる

樹木葬は、個人的な埋葬を通して、国上山の自然を保護・保全するという公共的な価値を創出する埋葬法のひとつです。
「墓石を作らず、植木や、杭、小さな石を墓標にする」というのは樹木葬の限定された側面にすぎません。

樹木葬の種類と費用

桜の苑

1300年の法灯を伝えるご本堂の隣に位置し、朝に夕にお経の声が届く一等地です。
本堂脇にある桜の木のもとに、ご家族・ご夫婦ごとに銘板を用意し、そのもとに納骨するタイプです。

墓地使用料・永代供養料・管理費含む一式

一人目:35万円
二人目以降:35万円
・銘板代:2万円
・納骨料:10万円

桜の苑の写真

山の苑

植栽された木々はくがみ山の自然の一部として四季折々来山された方々の目を楽しませてくれることでしょう。
国上寺境内の林に10種類の樹木の内から1種を選んでいただき墓標代わりに植栽するタイプです。

墓地使用料・永代供養料・管理費含む一式

一人目:50万円
二人目以降:35万円
・銘板代:1万円
・納骨料:10万円

山の苑の写真

山の苑の樹木は下記からお選びいただけます。

高木
ひめしゃら 白い花木、夏咲く、夏つばきともいう
もみじ 秋の紅葉(種類は多種)
こぶし 春一番の花木(花の咲く期間は短い、色は白、ピンク)
やまぼうし 春から初夏の花木(花の咲く期間は長め、色はピンクと白)
しだれ桜 春の花木、流れるような枝が特徴
低木
おおでまり 初夏の花木(花は野球ボールくらいの白色)
さつき 5月の花木(品種は多数、花色も各種)
レンギョウ 初春の花木(花は黄色)
さざんか 中木に近い、品種は特に多い。花木は10、11月。
ユキヤナギ 成長遅い、株立ち状

見晴らし台

主に跡継ぎのいない方、単身世代のかたのための樹木葬で、一本の桜の木のもとに皆様一緒に納骨するタイプです。
越後平野を望む高台にあるため大変見晴らしの良い場所です。

墓地使用料・永代供養料・管理費含む一式

一人目:35万円
二人目以降:35万円
・銘板代:1万円
・納骨料:10万円

見晴らし台の写真

良寛

永久供養墓涅槃浄苑内にある良寛さまの石像脇の八重桜の木下に納骨させていただくものです。

墓地使用料・永代供養料・管理費含む一式

一人目:35万円
二人目以降:35万円
・銘板代:1万円
・納骨料:10万円

良寛の写真

芝の苑

永久供養墓涅槃浄苑内にある良寛さまの石像脇の芝生に当寺でパウダー状にしたご遺骨を納骨致します。

墓地使用料・永代供養料・管理費含む一式

一人目:35万円
二人目以降:35万円
・銘板代:2万円
・納骨料:10万円

芝の苑の写真

やすらぎ

永久供養墓涅槃浄苑内にある夏にピンク色の花が咲くエスカロニアピンクエルが中央に位置し、その木を育んでいただきます。お骨は土に還りやすいように少し細かくして納骨します。

墓地使用料・永代供養料・管理費含む一式

区画代:手前の段・樹木脇60万円、奥の段50万円、二人目以降は35万円
・銘板代:2万円
・納骨料:10万円

やすらぎの写真